ゴルフボール選びに悩んでいる方に読んで欲しい!スコアに大きく影響するボール選び方を解説。

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スコアに大きく影響するゴルフボールの構造・規格と飛びの3要素を解説!
目次

ゴルフボールとは・・・

ゴルフボールはゴルフ場でラウンドする時に使用するボールのことで、構造や素材を変えることで飛距離性能・スピン性能が変わります。現在販売されているゴルフボールは、飛距離重視の「ディスタン系」と、スピン重視の「スピン系」の2つのタイプに分かれます。

ゴルフボールはインパクト(ボールにゴルフクラブのヘッドが当たった時)の瞬間にボール自体が大きく変形します。ディスタンス系のボールはインパクトの瞬間のボールの変形をより大きくすることで、反発力(ボールの変形が戻る力)を増幅させ、その増幅させた反発力を利用してボールの初速を上げて飛距離を出す(逆にボールの初速が上がるためボールとヘッドの摩擦が減りスピンが掛かりにくくなる)という仕組みです。
逆に、スピン系のボールはインパクトの瞬間のボールの変形を小さくすることで、ボールの初速を上げずにボールとヘッドの摩擦を上げることでスピンが掛かりやすくなるという仕組みです。

多くのアマチュアゴルファーはドライバーの飛距離を求めてディスタンス系のボールを選ぶ傾向にあります。ただ、実際のラウンドでは、飛距離が欲しい場面もあればスピンを掛けてボールを止めたい場面もあります。上級者の多くはスコアメイクを重視してスピン系のボールを選ぶ傾向にあります。ゴルフを始めた頃は右に左にボールが曲がりやすいため、スピンが掛かりにくいディスタンス系を選ばれた方が曲がりが抑制されますが、ボールの方向性が安定してきたらスピン系のボールを使用してみても良いと思います。

スタッフ

ゴルフボールには性能が最大限発揮できるヘッドスピードの目安が設定されています。ゴルフボール選びに迷ったときは、「飛距離重視のディスタンス系」か「スコアメイク重視のスピン系」のどちらにするのかを決めてから、自分のヘッドスピードに合ったゴルフボールを選びましょう。

ゴルフボールの構造

ゴルフボールには練習場でよく使用されているワンピースボール、比較的お値打ちな価格帯の2層構造のツーピースボール、高価格帯の「スリーピースボール」「フォーピースボール」「ファイブピースボール」があります。ツーピースボールは構造が単純なため「ディスタンス系」のボールが多く製造・販売されていて、スリーピース以上の多層構造のボールは各層の素材・硬さを変えることで「スピン系のボール」「両方の性能を備えたボール」「打感が非常ソフトで飛距離重視のボール」といった多様な性能のボールが製造・販売されています。

ゴルフボールの断面図

ゴルフボールの表面はディンプルと呼ばれる無数のくぼみがあります。ディンプルにはボールが飛んでいる時の気流の抵抗をコントロールする機能があり、ディンプルによってボールの軌道を安定させる効果があります。ディンプルは各メーカー・ボールによってその数・凹みの深さ・形が異なっていて、ボールの性能を向上させる機能の一つとなっています。

ゴルフボールのコアはゴム素材が多く使用されていますが、メーカーによっては樹脂系のレジンといった素材も使用されています。使用される素材によって反発や打感に違いが出てくるため、ボールの性能に大きな影響を与えます。

ゴルフボールの表面はカバーで覆われており、高価格帯のスピン系のボールにはウレタン樹脂という柔らかくてスピンが掛かりやすいカバーが使用され、比較的お値打ちな価格帯のツーピースボールにはアイオノマーという硬くて反発力が強いカバーが使用されています。

ボールの飛びを決める3要素

初速

ボールの初速は主にヘッドスピードで決まり、ヘッドスピードが速いほど初速が速くなり飛距離が伸びます。
ただし、ボールの初速はルールで一定の範囲内となるよう制限されています。

打ち出し角

ボールの打ち出し角は主に使用するクラブのロフト角とスイング軌道で決まります。

スピン

ボールのスピンは打ち出し角と同じで主に使用するクラブのロフト角とスイング軌道で決まります。

ボールはスピンがかかることで揚力がかかり、高く上がることで飛距離が伸びます。また、サイドスピンがかかることでボールが左右に曲がります。スピン量が多すぎると吹き上がったりスライス・フックの原因となり、飛距離が減少する原因になります。

ゴルフボールの公認球の規格

ゴルフボールには競技で使用できる「公認球」と競技で使用できない「非公認球」があり、公認球にはR&A(イギリスゴルフ協会)により厳しい規格が設けられています。

重さ45.93グラム(1.62オンス)以下
直径42.67ミリ(1.68インチ)以下
初速制限一定の条件下で規定された上限(R&Aテスト内規)を超えてはならない
トータル
飛距離制限
標準総合距離(R&Aテスト内規)で定められた条件下で、R&Aによって承認された機器のテストで、その規定された距離を超えてはならない。
対称性R&Aによって定められたテスト方法でボールの回転軸を2種類変えて飛行テストを実施し、その差が規定以内であること。
ゴルフボールの公認球の規格
ダンロップ Z-STARとキャロウェイ ERC

ドライバーでのヘッドスピードと飛距離の目安

過去にはゴルフボールのコンプレッションが大きいボールは硬くヘッドスピードが速い方向け、コンプレッションが小さいボールは柔らかくヘッドスピードが遅い方向けとされていました。
近年ではゴルフボールの素材や構造が大きく進化したことで、どんなヘッドスピードの方にも対応できるボールも多く発売されています。

ヘッドスピードドライバーでの飛距離対象
48m/s以上280ヤード超男性のハードヒッター
43~48m/s未満240ヤード超男性のセミハードヒッター
38~43m/s未満200ヤード超一般的な男性・女性のハードヒッター
33~38m/s未満150ヤード超男性シニア・女性のセミハードヒッター
33m/s未満150ヤード未満一般的な女性
ドライバーでのヘッドスピードと飛距離の目安

ロストボールとは・・・

ロストボールとはゴルフ場のラウンドで紛失されたボールを回収・洗浄して再販しているゴルフボールのことで傷がついていたり、マーク等が入っているボールも多くあります。

回収前は水に浸かっている状態のロストボールも多く、見た目では劣化が確認できなくてもボールの素材自体が劣化している場合が多く、新品のゴルフボールと比較すると打感が硬めで飛距離性能・スピン性能が大きく劣ってしまう場合が多くなります。

まとめ

今回はゴルフボールの基礎知識を解説しました。

ゴルフボールはその構造と使用する素材の組み合わせで、性能・価格が変わります。自分のヘッドスピードや目指すゴルフスタイルを確認して、ボールのパッケージやカタログに記載されているボールの特徴を参考に、いくつかのボールを試しながらマイボールを決めるようにしましょう。

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