ゴルフグローブはゴルフクラブをスイングする時に使用するグローブのことで、一般的には利き手の反対側の手（右利きの方は左手）に着用します。※女性は両手に着用する方も多いです。
ゴルフグローブには、「ゴルフクラブのグリップにフィットすることでグリップが滑らないようにする」「手のひらとゴルフクラブのグリップとの摩擦から手のひらを守る」「手が汗や雨で濡れた時のグリップのフィット感を維持することでグリップが滑らないようにする」といった機能が求められます。
これからゴルフグローブの代表的な機能・素材などの解説をしていきますので、ゴルフグローブを購入する際の参考にしてください。
ゴルフグローブの素材
ゴルフグローブは「フィット感を重視する」「雨や汗に強い」「耐久性を重視する」「価格を重視する」など、求められる性能や価格によって使用される素材が変わります。雨や汗に強いグローブにはパッケージに「全天候型」と表示されているものが多くあります。
ゴルフグローブを選ぶ際はパッケージに表示されている素材や性能を確認することでそのグローブの特徴が分かります。
天然皮革
しっとりとした風合いと柔らかさがあり、手によくフィットする素材です。特に羊革は表面が滑らかで素晴らしいフィット感が得られます。ただ、天然皮革は「他の素材よりも伸びやすい」「他の素材よりも雨や汗などの水分に弱く滑りやすい」という特徴もあるため、長期間の使用や雨天時の使用には向いていない素材です。
人工皮革
人工皮革は基布に不織布を使用して表面だけではなく構造・機能・風合いを天然皮革に似せて作られた素材で、ソフトな風合いを持ちながら雨や汗などの水分に強く滑りにくく耐久性にも優れています。
合成皮革
合成皮革は基布に織物を使用してその上にウレタン樹脂をコーティングして天然皮革に似せて作られた素材で、ソフトな風合いを持ちながらフィット感に優れています。低コストで大量生産できる素材で比較的お値打ちな価格帯のグローブに多く使用されています。
複合繊維
複数の化学繊維を複合させることで強力なグリップ力に加えてソフトな風合いでフィット感に優れた機能を発揮します。特に、帝人フロンティア株式会社が開発したナノフロントを使用したグローブは強力なグリップ力を発揮し、雨や汗などの水分に強く通気性・透湿性に優れていて手の蒸れも軽減できる素材です。
スタッフゴルフグローブの中にはグリップ力を向上させることを目的に、手のひら・指の部分にシリコンなどのプリントで滑り止め加工を施したものもあります。滑り止め加工が施されたグローブの一部にはルール違反となるものもありますので、競技で使用する際は事前にパッケージの表示を確認しましょう。
ゴルフグローブのサイズ
ゴルフグローブのサイズは男性用は21cm～26cm、女性用は18cm～21cmで1cm毎に設定されています。
ゴルフグローブのサイズの測り方は、利き手の反対側の手を開き、手のひらの生命線の始まりの点と、小指の付け根から手首までを3等分して手首から3分の1の点を通る外周の長さがゴルフグローブのサイズになります。
ゴルフグローブはどの素材も徐々に伸びてきますので少しきつめのサイズを選ぶとよいでしょう。また、指の短い方には指先ショートのモデルや、ネイルをされている方には指先カットのモデルも販売されています。
まとめ
今回はゴルフグローブの基礎知識を解説しました。
ゴルフグローブは使用されている素材で性能・価格が変わります。特に雨天でのゴルフはゴルフグローブも濡れて滑りやすくなり、ラウンド中に滑ってゴルフクラブが飛んでしまうということもありますので、使用するグローブには注意が必要です。
