Mizuno Proとは
ミズノは1906年に創業し、1933年に国産第1号のゴルフクラブ「スターライン」を発売しました。当時はウッドのヘッドはパーシモン、アイアンのヘッドは軟鉄が主流で、1986年にメタルウッドを発売、1988年に軟鉄鍛造アイアンのミズノプロ TN-87を発売、1990年にはウッドのヘッドがチタンのミズノプロ Ti-110とTi-120を発売、2001年にマッスルバックアイアンのミズノプロ MP-33を発売、と長年多くのプロモデルを次々と発売し、現在に至っています。
ミズノプロのアイアンといえば軟鉄鍛造による打感の良さが特徴です。ミズノ独自の鍛造製法「グレインフローフォージード」(1本の丸棒をフェースからネックまで一体成型する製法)により、ゴルファーに最高の打感とパフォーマンスの向上をもたらします。特にミズノプロシリーズは何十年にも渡って職人によって一本一本丁寧に作りこまれ、磨き上げられたクラフトマンの技が集約されています。
ミズノのアイアンは2001年にマッスルバックのMP-33が発売され、この機種によりミズノのアイアンが世界で認められるようになりました。歴代モデルの開発に伴う試行錯誤によって、現行モデルはミズノのアイアンの代名詞である打感の良さに加え、ヘッドのポケットキャビティ形状といった打ちやすさとコントロール性能に配慮したモデルが多く発売されています。
ミズノのアイアン
ミズノのアイアンは現在「ミズノプロ」と「JPX」に分けられます。「ミズノプロ」シリーズは主にカスタムがメインとなっていて、フィッティング結果から体格やスイングに合ったシャフトやヘッドを組み合わせることができます。また、「JPX」シリーズは飛びとやさしさを追求したモデルが多く発売されており、中級者から上級者まであらゆるゴルファーに対応できるモデルが揃っています。
新製品の特徴
今回発売される「Mizuno Pro 243」と「Mizuno Pro 245」にはクロモリブデン鋼という一般的には加工が難しいとされている素材が採用されています。また、ミズノ独自のグレインフローフォージード製法で鍛造されたアイアンは、打感の良さを損なわずにフェースの薄肉化を行うことで飛距離性能を向上させています。
Mizuno Pro 241
アイアン6本組(No.5~9、PW)(Dynamic Gold HT)スチールシャフト
メーカー希望税込販売価格:145,200円
打感を追求したマッスルバックアイアンで、前作モデルMizuno Pro 221よりも打球部裏を厚くすることでさらにソリッドな打感を追求しています。また、ヘッド全体をコンパクトサイズに設計することでショートアイアンの操作性がさらに向上しています。
素材 | 本体:マイルドスチール(S25CM)精密鍛造/1025E |
原産国 | 日本製 |
詳細 | アイアン6本組(No.5~9、PW) |
仕上げ | ニッケルクロム銅下メッキ・サテン仕上げ |
ロフト角(度) | No.5/27、No.6/30、No.7/34、No.8/38、No.9/42、PW/46 |
シャフト | Dynamic Gold HT スチールシャフト(S200/129g) |
グリップ | ゴルフプライドM31ラバーグリップ(ミズノオリジナル)(43ME88000) 口径M60/49g |
バランス | No.5~9/D2 PW/D3 |
クラブ質量 | S200/約442g(No.7:参考値) |
Mizuno Pro 243
アイアン6本組(No.5~9、PW)(Dynamic Gold 120)スチールシャフト
メーカー希望税込販売価格:151,800円
No.4~No.7はクロモリブデン鋼の鍛造ヘッドを採用し、No.8~PW/GWは軟鉄鍛造ヘッドを採用。クロモリブデン鋼の飛びと軟鉄の打感を共存させたアイアンです。新フローマイクロスロット構造を採用することで、ロングアイアンはスロットの幅を広く重心深度を深くして高弾道を打ちやすく、ミドルアイアンはスロット幅を狭く、ショートアイアンは軟鉄鍛造の打感の良さを追求するためにスロットがない構造となっています。
素材 | No.4~7 本体:クロムモリブデン鋼(SCM420)精密鍛造/4120 No.8~PW/GW 本体:マイルドスチール(S25CM)精密鍛造/1025E |
原産国 | 日本製 |
詳細 | アイアン6本組(No.5~9、PW) |
仕上げ | ニッケルクロム銅下メッキ・サテン仕上げ EFバッジ・TPU複合バッジ |
ロフト角(度) | No.5/25、No.6/28、No.7/32、No.8/36、No.9/40、PW/44 |
シャフト | Dynamic Gold 120 スチールシャフト(S200/118g) |
グリップ | ゴルフプライドM31ラバーグリップ(ミズノオリジナル)(43ME88000) 口径M60/49g |
バランス | No.5~9/D2 PW/D3 |
クラブ質量 | S200/約431g(No.7:参考値) |
Mizuno Pro 245
アイアン6本組(No.5~9、PW)(Dynamic Gold 95)スチールシャフト
メーカー希望税込販売価格:151,800円
No.4~No.8はクロモリブデン鋼のフェースにステンレススチールの本体、No.8~Pw/Gwは軟鉄鍛造のフェースにステンレススチールの本体を採用することで、ミズノの鍛造アイアン史上最高反発を実現。前作モデルMizuno Pro 225の約1.6倍のタングステンを配置することで、重心位置を低く・重心深度を深く設計したモデルです。
素材 | No.4~8 フェース部:クロムモリブデン鋼(SCM435)精密鍛造/4135 本体:ソフトステンレススチール(SUS431)精密鋳造、タングステンウエイト(No.4~7のみ) No.9、PW/GW フェース部:マイルドスチール(S25CM)精密鍛造/1025E 本体:ソフトステンレススチール(SUS431)精密鋳造 |
原産国 | 日本製 |
詳細 | アイアン6本組(No.5~9、PW) |
仕上げ | ニッケルクロム銅下メッキ・サテン仕上げ |
ロフト角(度) | No.5/24、No.6/27、No.7/30、No.8/34、No.9/38、PW/43 |
シャフト | Dynamic Gold 95 スチールシャフト(S200/95g) |
グリップ | ゴルフプライドM31ラバーグリップ(ミズノオリジナル)(43ME88000) 口径M60/49g |
バランス | No.5~9/D1 PW/D2 |
クラブ質量 | S200/約418g(No.7:参考値) |
まとめ
今回は2023年9月15日に発売された「Mizuno Pro 241」「Mizuno Pro 243」「Mizuno Pro 245」アイアンを紹介しました。
カスタムがメインのアイアンです。ゴルフショップでフィッティングをしながら体格やスイングに合ったシャフト・ヘッド・グリップを組み合わせて注文することをお勧めします。